昨年3月に退職をしまして、9月に開業し、晴れてフリーランスデザイナーとして活動し始めて、ついにアレと対峙する時がやってきました。

フリーランスや自営業を営む方を悩ませる年に一度の超ビックイベント。


確定申告


フリーランスで活動するにしても、副業でやるにしても確定申告を行うことはわかっていたので覚悟していましたが、やってみるとまぁわからん
英語や数字が苦手というのは別のブログでもお話ししていましたが、漢字もよくわからず、5文字以上の漢字は正しい日本語なのかと疑ってしまうというハンデから、しばらくPCの前でフリーズをしていました。PCは至って元気です。

過去一度も確定申告を行ったことのないわたしはどうしたものかと思いつつ、色々調べたり、税務署へ相談などに行きまして、なんとか無事に終えることができました。

そこで今回は、来年の自分のためにも令和2年度の確定申告についてまとめていきたいと思います。
これから確定申告をされる方や今後フリーランスでの活動を視野に入れている人の参考になれば幸いです。

※あくまでも自身で調べた内容ですので、間違えなどがあるかもしれません。

確定申告につい

冒頭から「年に一度の確定申告が大変だ!」と書いていますが、確定申告について、まず簡単にどんな制度なのかをご説明していきます。

確定申告とは?

1年間の所得(利益)とその所得に応じた所得税を算出し、税務署へ申告することでフリーランスなど個人で事業を営む人が正確に税金を納める為の制度を確定申告といいます。

確定申告
個人の所得と所得に応じた所得税を算出し、税務署へ申告すること
対象期間:1月1日〜12月31日までの1年間
申告期間:2月15日前後〜3月15日前後
※申告期間は年度によって異なりますので、事前に国税庁のwebサイトよりご確認ください。

個人の所得(利益)とは?

所得と所得税を申告することを確定申告といいますが、この所得とは、収入から経費を差し引いて残った利益のことを指します。
事業などで得た売上を[収入]といい、そこから売上を得るために使った人件費などの[経費]を差し引いて残った儲けが[利益]となります。

つまり収入(事業の売上) − 経費(人件費など) = 所得(利益)で算出することができます。
そして、この所得に必要な収入や経費などは日々管理することが必要になります。

2種類ある確定申告と帳簿について

確定申告には、[白色申告][青色申告]の2種類あり、これらには単式簿記複式簿記という違いがあります。

白色申告は、単式簿記で「いついくらのお金を使いました」「いついくらのお金が増えました」という部分にスポットを当てた比較的簡単な帳簿付けができるメリットがあります。しかし、お金の増減にスポットを当てているので、利益なのか借金なのかがわからないというデメリットがあります。

青色申告は、複式簿記で、「借方で何に対してお金を使った」のか「貸方で何に対してお金を使った」のかという単式簿記ではわからなかったお金の動きについて理由が明確になります。単式簿記よりも手間のかかる帳簿付けではありますが、特別控除:最大65万円(または55万円)を受けられるなどのメリットあるのが特徴です。

ちなみにわたしは、開業時に青色申告承認申請書を提出しているので、複式簿記で帳簿を付けて、確定申告では青色申告決算書を提出しています。

帳簿付けをして確定申告に備える

確定申告がどのような制度なのかや収入・経費などのお金の動きがわかる帳簿付けが必要というのがお分かりいただけたでしょうか。

フリーランスとなると請求書を発行したり、事業に必要な物品を購入したりと自身でお金の管理をする人が多いかと思います。
税理士さんにお任せる方法もありますが、わたしのような駆け出しだとまだお願いできる余裕もなく自分でなんとかしようとなってしまいます。

とはいえ、日々溜まっていくレシートや領収書・請求書などを1枚1枚保管して仕分けて、電卓を叩いて書類を作成するのは結構大変です。
そこでわたしはなるべくわかりやすく簡単に帳簿付けをして、スマートに書類を作成できる会計ソフトを活用しています。

会計freee / freee株式会社

freee株式会社さんが運営する会計freeeという会計ソフトを使って、収入や必要な物品の購入など事業に関するお金の管理を行っています。

会計freeeでは、口座やクレジットカードを連携させてお金の管理をしたり、見積書や請求書などの作成を行うだけでなく、確定申告までブラウザやアプリを使って行うことできます。

またfreeeは無料で利用することができますが、使用できる機能やサポートに制限があります。
機能やサポートを確認して、自分にあった有料プランに入るのがいいと思います。

わたしは、スタンダード / 月額1,980円(税抜)の有料プランに入っていて、見積書・請求書発行や確定申告などの申告書類の作成・提出(電子対応)に加えて、レシート撮影の読み取り・チャットサポート優先などの機能を活用しています。

freeeの魅力:1. お金の動きを把握できる

freeeでは、収入や物品購入は連携させている口座やクレジットカードを使うことで、freee上に履歴を残して置くことでお金の動きを確認できるようになっています。口座とfreeeに登録されている残高に違いがあれば、管理画面でアラートが立つので、登録抜けや重複などを防ぐことができます。

またスマートフォンアプリがあるので、PCからだけでなく請求書や日々のお金の動きを管理することができます。

freeeの魅力:2. 確定申告に必要な書類を簡単に準備できる

確定申告は、「○はい」「×いいえ」の質問形式で回答し、該当する項目に必要な金額などを入力するだけで自動で書類を作成してくれるので、非常に簡単です。

わたしは令和2年度に前職を辞めていて、少しばかりの期間ですがお給料をもらっていたので、源泉徴収票の内容を申告する必要がありました。
こうした申告もfreeeなら「お給料をもらいましたか?」という問に対して、「○はい」を選択し、源泉徴収票の記載している内容をそのままの入力すれば自動で書類を作成してくれます。
該当しない問に対しては、「×いいえ」と選択すれば、空欄で処理してくれます。

また収入や必要経費などは日々freeeで帳簿付けをしているデータから自動で入力されるので、確定申告前にレシートの山を一から整理する必要はありませんし、電子申告に対応をしているので、書類作成後にfreee上で提出までを終えることができます。

freeeの魅力:3. レシート整理もアプリで簡単に

この機能は、スタンダード・プレミアムの有料プランで使える機能で、freeeのスマートフォンアプリを使い、レシートを読み取り、自動で帳簿付けできることができます。

レシートを1枚1枚手作業で整理するのは結構大変ですが、スマートフォンアプリでレシートを撮影すると金額などを自動で帳簿へ反映してくれます。
ただし自動とは言っても勘定項目などを自分で確認して入力する必要があるので、読み取り後にfreeeで確認することが必要です。

初確定申告で電子申告をしてみた

今回初めての確定申告だったので、管轄の税務署へ直接提出をする予定だったのですが、急遽電子申告をすることにしました。

なぜ電子申告にすることにしたのかというと、青色申告の部分で特別控除を受けることができるとご説明しましたが、令和2年度の確定申告からは[電子申告の場合 最大65万円][郵送・税務署への直接提出の場合 最大55万円]と控除額がわかるということで電子申告をすることにしました。

電子申告に必要なもの

先ほどfreeeのご説明で、書類の作成から電子申告での提出が可能。とご説明しましたが、その上で用意するものがありました。

・推奨環境を満たすパソコン及びインターネットに接続できる環境
・利用者識別番号・暗証番号が記載された通知書(e-Taxの利用登録)
電子証明書(マイナンバーカード)

・ICカードリーダライタ

今回はわたしはfreee利用者識別番号・暗証番号マイナンバーカードを使った申告を行っていますので、そちらの手順でご説明します。
またマイナンバーカードは、通知カードではなくICチップの埋め込まれているカードを事前に発行しています。

マイナンバーカードの準備

電子申告では、本人確認のために電子証明書が使われています。その電子証明書は2017年からは新たに取得する場合はマイナンバーカードが必須のようです。

今回幸いにも事前に発行をしていたので、確定申告に間に合わないということはありませんでしたが、まだ交付が済んでいない方は前もって準備されるのがいいと思います。
また通知カードでは行えませんので、必ず役所で発行された顔写真付きのカードを交付してもらってください。

e-Taxの利用登録・利用者識別番号の取得

今回初の確定申告だったのでは、管轄の税務署へ相談に行ってきました。
その折に、税務署でe-Taxの利用登録・利用者識別番号の取得を行っています。

このe-Taxの利用登録・利用者識別番号の取得というのは自宅からオンラインで済ませることができるのですが、ソフトウェアのインストールICカードリーダライタなどが必要になります。

「色々やらねばならないのか…」と思ったので、税務署に行ったついでに済ませてしまいました。

取得した利用者識別番号・暗証番号をマイナンバーカードと紐付けて申告する

e-Taxの利用登録・利用者識別番号の取得を税務署で済ませてきたので、freeeで確定申告を行ってみました。
ソフトウェアやらブラウザやらを色々いじってみたのですが、PCからはうまく申告できず、「電子証明書を登録ができていない」というエラーが出てしまいました。(曖昧な表現ですみません)

本来自宅から行う場合、ソフトウェアとICカードリーダライタがあれば、一括で行うことができるようですが、わたしの場合税務署では、利用者識別番号・暗証番号を発行するだけでマイナンバーカードをスキャンするというのはありませんでした。


「利用者識別番号・暗証番号もマイナンバーカードもあるのに申告できないのか…」


と不安になりましたが、freeeではスマートフォンとfreeeが提供する専用のスマートフォンアプリがあれば、マイナンバーカードを読み取ることができるというのを知りました。(ICカードの読み込みが可能なスマートフォンに限ると思います。)
わたしはiPhone11 Proを使っているため、ICカードの読み込みが可能なので、早速やってみました。

スマートフォンを使って電子申告をしてみる

まずPC上(freee)で確定申告 → 確定申告書類の作成から書類の準備をしていき、提出まで進めていきます。

freee
freee

提出まで進めると電子申告をする端末を選択できるので、スマートフォンを選びます。
スクロールしていくと電子申告開始ナビというリンクがあるのでページを開き、手順に沿って設定を進めていきます。

freee
freee

電子申告開始ナビからはfreeeを使った利用者識別番号・暗証番号の取得マイナンバーカードで電子証明書を登録ができます。

利用者識別番号・暗証番号の取得がまだという人は、電子申告開始ナビの手順1〜5までを全て行っていきます。
わたしのようにマイナンバーカードで電子証明書を登録だけが済んでいない場合は、手順3.利用者識別番号を取得しましょうという部分は省略して大丈夫です。

電子申告開始ナビの手順通りに進めていくとスマートフォンでの作業部分は、QRコードの案内が出てきますので、読み取って進めていきましょう。

手順5.まで進め、提出ができたら、手順6.申告書類の受付が完了したか確認しましょうで受付結果を確認します。受付結果の確認には、個人番号(マイナンバーカード裏面の番号)利用者識別番号・暗証番号が必要です。焦らず正確に入力します。

確認後、受付結果に「受付完了」と表示されていれば、電信申告による確定申告は終了です!お疲れさまでした!

初めての確定申告を終えて

自身の知識不足で、申告前に少しわたわたしてしまいましたが、なんとか無事に終えることができてよかったと思っています。

有識者の方から教えてもらったり、ネットや本で調べるなどを繰り返し行ってもいましたが、経理などのお金に関することは、事業を営む上で長く付き合っていくものです。少しずつですが、勉強と知識を付けるのが必要だと感じています。

この記事がこれから確定申告を行う方やこれからフリーランスとして活動される方のお役に立てれば幸いです!

最後に参考にした書籍やサイトをご紹介して終わりたいと思います。
長い記事でしたがお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
みなさん、確定申告がんばってください!

参考書籍・サイト

書籍:フリーランス・個人事業主のための確定申告 改訂第15版

参考サイト